僕の好きな作家:村上春樹
最近本を読んでいない。
自転車の月刊誌やサッカー誌、情報誌などは読んでいる。その類の雑誌は面白い。でもそれだけだ。時には知識への欲求を満たしてくれることもあるが、なんていうんだろう、頭の満腹感を感じる事はほとんどない。頭なのに腹ってどういう事だと思われるかも知れないが、うまく表現できないのだ。
僕は幼稚園にあがる前に今も住んでいる南部の町に引越して来た。姉や兄は学校へ行くから自然と友達も出来ただろうが、僕には通う学校がまだなかったので、当然友達なんていなかった。母親に聞いた話だと、その頃はいつも魚図鑑と粘土をおもちゃにしていたそうだ。魚図鑑に飽きたら粘土で遊び、粘土に飽きたらまた図鑑をめくる。今も家に残っているこの魚図鑑は文字通りボロボロになっているが、何度もテープで補修をした跡がある。幼い頃の僕の宝物だったのだろう。そんなちょっと変わった幼児は読書と空想が好きな少年に育ち、それは今の僕にまだ引き継がれている。
そんな僕が村上春樹の作品に出会ったのはある意味必然かも知れない。僕は15歳から25歳までの約10年間、飽きる事なく村上作品を何度も何度も繰り返し読んだ。村上作品の登場人物には共感できる部分がたくさんあったし、逆に僕が彼らの生活様式を取り込んだ部分もある。僕自身が言葉に出来ずにモヤモヤしている事を彼らは様々な表現で言葉にしているところにも魅かれた。
なんて表現したらいいんだろう?このブログを書いている時や会社での書類を書いている時によく思う事だ。口では説明できても文章にできない。もちろん僕はプロの作家ではないのだが、いつか思っている事を自由に表現出来たらなぁ、と思う。
村上春樹に興味のある方はどうぞ。
村上春樹.com
http://www.murakami-haruki.com/
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